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嘆きの樹は正規ではやるな

【映画】「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は自分には合わなかった

 

上映5分前に気が向いたので見てきました。

朝早起きできずにボルサリーノ見逃したからせっかくだし見ようかなとなり。

しかし気付かされたのはファンタジー全般が向いてないかも、でした。

あんまり好意的な意見書いてないので嫌な人は避けていただきたく。

 

 

 

ウォンカとチョコレート工場のはじまり

原題    Wonka/アメリカ/2023/116分
監督    ポール・キング

原案 ロアルド・ダール

出演者  ティモシー・シャラメ(ウォンカ)

    ヒュー・グラントウンパルンパ

 

あらすじ

幼い頃、亡き母と約束した「自分のチョコレートを売る店を持つ」という夢を叶えるために、ウィリー・ウォンカは一流のチョコレート職人が集まる街へ訪れる。

しかしその街は、チョコレート店を営む3店のオーナーが組む「チョコレート組合」によって他の職人を拒んでいた。独占状態を保ちたいがため、警察ですらチョコで買収をするという徹底ぶりで牛耳られている街。

その圧力と、一文無しのところを漬け込まれ宿屋の奴隷にされ、夢を叶える依然の状態になるウォンカ。しかし同じく宿屋に騙され奴隷にされていた5人の仲間たちと出会うことで、夢を叶えるために状況は好転し始める。

 

 

すなおな感想

つ…つまらない……

いや、自分には向いてなかった。そうとしか言えない。

原作も知らなかったし。ただジョニー・デップの方は少し見たことある程度。

あ…?ペーパーバック版読んだことあるくね?英語読めてなかったか?()

まずミュージカル系苦手かもしれない。ディズニー好きな人は多分好きですこれ。

正直子供向けだ。

 

つまらないと思った原因をあげていく

世界観

ウォンカがチョコを作る時謎の力で作ってて、魔法?なのか?とひっかかる。

でも同じ世界に住んでる人が魔法を使ってる節はない。

ウォンカだけ魔法が使える特別な人間なんだな…と考えるに至る。

もうこの時点で「都合がいいなあ…」の思考が自分の中で現れて、心が離れていくのを感じて駄目だった。

 

ウォンカだけ魔法が使えると思いきや

後々の展開で「雪男の~(わすれた)」で魔法要素の良くないもんが混入…って事件の時に「あ…魔法的な要素ってウォンカ以外にも共通認識的なものがある…?」てなり更にモヤモヤが加速していく。な~んもわからん

 

とにかく都合が良すぎる

しかし都合が良すぎないとこういうファンタジーとかフィクションが成り立たない。

自分自身がこういうコンテンツを楽しむの向いてないのかもしれない。

本当に都合がよすぎる展開が多くて、正直「なんだこの運がいいやつ」としか感想が出ない。自分はなんてひねくれてるんだ…て気分が沈んでいくのさえも感じた。

 

「盗みはだめ」って言ってるくせに

・ミルクがない→じゃあ玄関先に配達されてたミルクつかえば?→それはだめ!

・キリンのミルクつかうんだよな~→じゃあ動物園に忍び込んで絞りに行くぜ

矛盾…!倫理観のなさ…!歌って踊っとけばどうにかなると思ってンのか…!?

・脱出に園内の風船をさり気なく窃盗して空を飛んでいく…

歌って踊っとけばノーカンなのか!?

 

店ボロッボロだったのに

何日で完成させたか気になるけど短期間でクッッッッッソボロッボロで天井にも穴空いてんのにあんな完成度の高いキラッキラな店内できるのか?魔法使いってすげェや(魔法使いなのかわからんけど…)

 

船に乗せられ島流し

と思いきや結構沖にまできた海上で船爆発。

しかも寒い時期に海に投げ出されるハズなのに、ウォンカはピンピンで街まで生還している……普通死なないか?

 

歌って踊っとけばよい

感じ方が終わってるだけなんですが、正直主役の人がめっちゃイイですよ!みてくださいねェ!ってしたいだけなんかなって感情すら芽生えてた。

 

いいなと思ったところ

世界観の作り込み

とにかくカラフルで、とにかく可愛いくて、とにかくオシャレ。

 

終わり際にもっと服装に気を向ければよかったかな、て思いました。

悪役3名のチョコレート組合の方がいい感じのスーツ着てる。

個人的に黄色い人の服装が好みでした。それぞれキャラが立っててよきかも。

後小物とか、すごい細かいところまで作り込んであるところかな。

 

主役がかわいい

いや~かわいい

 

「わかちあうこと」

分かち合う人がいることが大事なこと。

食べるものではなく一緒にいる人…みたいな…仲間大事にしようね、てことかな。

 

感想まとめ

「終始都合がよすぎる」を念頭に見てしまったがために、全部素直じゃない受け取り方したかなあ…って自分が嫌になりました。

根が救いようのない逆張りオタクで陰キャだ。

 

多分、大多数の人は

「夢に向かって、みんなと力をあわせて頑張ってすごい!自分も頑張ろう!」

ってなるんだろうな…って勝手に思いますが、私は全く真逆です。

 

「ウォンカという他と比類なき才能を持つ人間が、巡り会えた善良な仲間と力をあわせて夢を叶える話」

簡単に言うとこの映画はこんな結果。

見てて、ウォンカの状況と比べてしまい、自分の平凡さに嫌気もさしてしまったし、夢を見ることは出来ても、他の人が持たない魔法みたいな才能、更に仲間と巡り合う運の良さがなければ、夢を叶えることが出来ないんだなあ…

と、ひねくれた受け方しか出来ない自分が嫌だな…となってしまった作品でした。

 

もしかして、フィクション・創作の内容を、自分の現実と比べる事自体楽しむという観点だと間違ってるのかな?

3次元と2次元を同じとして考えるな、って基本的な考えがあるはずなのに同一視しちゃってたからだめだったのかも…

どうにも私は現実主義みたいで、、コンテンツ自体楽しむ事自体向いてないのかもしれない…

 

影のものが光に触れると火傷するんだな…

まとめのまとめを一言でいうなら「才能に嫉妬」の5文字でいけるわね。つら、