ギラギラとした姿がとてつもなくかっこいい。
「ブラック・レイン」
原題 BLACK RAIN/アメリカ/1989/125分
監督 リドリー・スコット
出演者 マイケル・ダグラス
アンディ・ガルシア
高倉健
松田優作
あらすじ
アメリカの刑事二人組(ニックとチャーリー)がレストランで日本人団体客と居合わせる。
そこへ松田優作扮するヤクザ・佐藤が乗り込み、日本人団体の一人からあるモノを奪い殺人し逃走。
追いかけた末に捕まえ、輸送するために日本大阪へ向かう刑事二人。到着し、大阪府警へ引き渡したと思いきや、警察に扮していたヤクザの子分と間違えていた。
汚名を返上するために、大阪府警の警部補・松本(高倉健)の管理下でヤクザを捕まえようと奮闘する中で、3人は仲違いしながらも友情を深めつつ事件の発端と真相へ迫っていく。
高倉健と松田優作!?
映画とかドラマ見ないので初めてこの二人が演技している姿を見ました。
TVでは鉄道員(みたことない)と殉職の「なんじゃこりゃ!」(みたことない)としか把握していない二人でした。申し訳ございません……
高倉健はthe日本人で寡黙で真面目で団体で動くことを大事にしている刑事。
松田優作は刑事が追っているホシ・ヤクザ。めちゃ悪でギラギラしてた。この作品が遺作で、病気の手術を選ばず撮影へ臨んだそう。
印象に残ったシーン
ネオンがギラギラしとる街・大阪
こんなだったっけ!?道頓堀!?道頓堀か?(しらん)グリコいたから道頓堀だ。
平成になりたて…撮影時期考えるとギリギリ昭和でしょうか?
今から30年前の大阪の姿が切り取られてて感動してました。
映像の演出・加工で多分必要以上にギラギラさせとるせいでもあるかもしれませんが…
映画ってその時代の街の姿が見れるところがいいのかな。時代物じゃなければ…
これと同じことを思ったのが先日YouTubeで見れた「犬神家の一族」でした。
バイクと銃、こわい
バイクチェイスのところが見どころ。冒頭でお上手を覚えさせといて、最後のほうでも出てきたので謎の信頼感を持って見れてました(?)
とあるシーンの松田優作
す~~~~~ごいこわい、殺気ってこういうのなんだなあを味わいました、役者ってすごい。ギラギラしとった。ただ刀でアスファルト切りつけてるの見ると切れ味悪くならんか?って気になってしまった(?)
あとケジメつける時の顔つきだけで何してるかわかる演技もすごかった。見てて自分も痛い気持ちになってしまい、うお~~~;;;って思わず顔を覆いながらその後のシーンずっと見守ってました。うお~~~;;
良いなとおもったとこ
うどん食べて張り込みしてるとこ
ニックと松本(高倉健)が語り合ってるとこで、もろもろ含めて仲間をけなすことになるから悪いと思ったことは改めたほうがいいぞ、って諭してるシーンが友情を感じました。いいなあ。
松本の家で話してるとこ
うどんシーンに対して逆にアドバイスしてるところも中々ユウジョウを感じました。
お互いが持ってる「闇」を、お互いどちらかしか持ってない「考え・信念」で溶かし合ってるのが良かった。いいなあ(2)
音楽
所々尺八とか、日本的な音が混ざってたりしてる曲があるとこ。
映画も音楽の作用が大事なんだなあ…と思う反面、音楽に気を取られて集中力切れちゃったかなあと少し反省?したかもしれない。
こういう場面を切り取った曲を作るのって面白そうだな、と思ったのと、そういう作り方をしている人のことを思い出してた(集中しようね
そのシーン要る?て思ったとこ
殺すとこ
中盤の殺す必要あったのかなあ…と思ったけど物語の舞台装置みたいなもんだろうか。メリットある?遊びとノリでやるぜ…な残忍性をもたせたかったんだろうか。
菅井(ヤクザの大ボス)とニックがはなしてるとこ
正直「ブラック・レイン」…っていいたいだけか!?ってなっちゃった。
ここらへんのシーン、把握力が欠如してるせいか少しわからなかった。。
失うものがないとか云々言ってたけど…こういうの見ただけで把握できんのが悩み。
結局ブラック・レインってどういう意味だったんだろう。
さいごのキス
え、要る!?!?!?!?!?嫁…子供……まあ離婚してるから良いか……え、そんな気軽にやるもん!?!?!?!?ってなっちゃった、ウブですかね(…)
まとめ
すごくわかりやすくてたすかりました(?)勧善懲悪…終わり方も左うちわを選ぶのではなく、仲間を称える選択をして去っていったのが良かったなとほっこりしてたら劇場が明るくなっていた。
自分も良い悪いとか悩みとかずっと悩まずその場で即判断したり、古い考えに固執・考えすぎずに早めに行動へ移す大胆さを持ち合わせたら良いのかなあ?と、実生活に対してフィードバックするならこんなかんじだろうか。
あ~…あと、よけいなちょっかいは、出さない方がいいってこと。
下手したら最悪死ぬのだ。
余談ですが、同じ監督の新作で「ナポレオン」と、結構前から気になってる「ブレードランナー」も気になってるので見たいものです。
おまけ
ちょっと用事があったので
思いつきではありますが用事があった場所の近くにカフェがあったので立ち寄りました。地元では割と有名だと思われる長崎次郎書店と喫茶室です。
熊本最古の書店で大正時代に立てられ、国の登録有形文化財に指定されているようです。趣しかないね。
一階は書店で、二階には喫茶店。窓側の席からは路面電車が走ってるところを観察しながらお茶することが出来ます。
書店でおもろそうなムックがあったので衝動買いしてしまった。
映画何見ようかわかんねェな~て思った矢先にこのタイトル持ち。謀られている。
一人だけで探すのも骨が折れるので、こういう集合知に頼るのって大事なんだなってこの歳になって気付かされています。もっと早く気づいてほしかったな。
あと自分が興味あるものに対して投資を惜しまなくなってきたと最近思います。
2000円以内なら、、、しかし財布の紐がゆるすぎるので、考え直したほうがいいかもなと反省し始めておりますが。
音ゲーしなくなっちゃったし、同じお金と時間の過ごし方してるとは思うんで結果的に同じだと勝手に納得はさせてる(もう音ゲーしないかもしれんなあ)
(音源収集もしてるから結果的に赤字かもしれんことには目をそらす様子)
フレンチトーストとカフェオレ(おそらく喫茶店オリジナルブレンド)
机に乗る前からシナモンの香りでおしゃれでした。
甘さも控えめあっさりでとてもよかった。次はナポリタン食べに行きたい。
いい感じの休日を過ごせました。「知らない」を沢山体験出来て楽しかった。
あとは早く寝ることができれば100点満点だ。